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実録!?横浜の生臭BOZUさん(笑)

「愚痴ります」の巻

7月18日・土曜日です、こんばんは。

こちら関東地方は、梅雨が明けて、ムシムシした日々が続いております。そんな中、本日も、某市の会場にて、葬儀に出仕してまいりました。葬儀を終えて控室で、衣をたたんでいた時のこと。

その葬儀のご葬家の施主さんと、年配の男性が、控室にやってきた。なんだろうと手を止めると、おもむろに年配の男性が口を開いた。

年配の男性「葬儀、どうもありがとうございました…。一つ聞きたいのですが、あなたはどちらのお寺さんですか?」

ワタクシ「はい、葬儀の初めの紹介にありましたが、●●寺というお寺ですが。」

年配の男性「あなたのお寺は、本当に浄土真宗なの?私は故人の兄なんですが、ウチの一族は、代々X寺さんにお世話になってましてねぇ。X寺は400年続いているお寺なんですが、その境内墓地の3分の1は、ウチの一族の墓なんですよ。」

X寺さんという名前は聞いたことがある。しかし、ワタクシは何のことか不思議に思って、施主さんの顔を見る。施主さんは、ばつの悪そうな表情をしておられた。さらに年配の男性は、話し続けた…。

年配の男性「それでね、ちょっとあなたに聞きたいんですよ。今回の葬儀はお宅でしたんだが、今後のお参りはX寺でやりたいんだが、どうなんでしょう?」

なるほど。年配の男性は、一族の葬儀において、X寺さんを呼ばなかったことが相当気に入らないらしい。それで、わざわざ葬儀後に施主さんを連れて、そのことを言いに来たのである。

しょうがない。

年配の男性には、ワタクシから「今後の法要の僧侶依頼は、改めて決めていいですよ。」と伝えた。

あとで施主さんにお寺からのお知らせを渡したときに、少し話をした。実は、お墓はX寺さんの境内にはない。故人様が市営霊園に既に用意したんだそうだ。だから、施主様はとくにX寺さんと関係がないものだと思っていたらしい。

難しいですね~。

しかし、こんなことを言われたのは、初めてでした。葬儀自体は終わったので、どうすることもできませんが、今後、施主さんたちが気持よく法要を執行してくれればよいなぁ、と心より願うばかりです。
by matuken6 | 2009-07-18 21:23 | 坊さん活動
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近頃、うちの家族の中で秘かなブームになっているのが、「ひこにゃん」である。そのストラップを手に入れるべく、日々格闘する生活を綴ります。

by matuken6
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