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実録!?横浜の生臭BOZUさん(笑)

「10月です」の巻

10月3日・金曜日で~す。

すっかり秋モード。すがすがしい青空が、大好きであります。

先日、某銀行への野暮用で、東京・日本橋に行ってきました。高島屋のあたりを歩いていると、なにやらスーツを着た若者の集団。でも、どう見ても現役サラリーマンではないようでして。それを先導する、ちょっと年上のスーツの男性。

もしや、どっかの宗教団体の一団か・・・(笑)?

これは、おそらく会社の内定式があったのではないかと推察する。「新社会人、いいなぁ…。」なんてこと勝手に思いました。

そういや、ワタクシも、富山大の4年の時は、就職活動をし、ある企業から内定を頂いたことを思い出す。その会社は、石川県に本社のある、水産加工食品メーカー。当時採用担当をしておられた総務の社員さんと話をし、また会社見学を通じて、「いい会社だなぁ」と思った。

その時は、大学を卒業してそのまま就職しようと考えていた。しかし、我が家の「寺」という事情が、微妙に影を落とす。確か、9月になってから、「将来的に寺を継ぐんだから、今後はどうするのか。働きながら仏教の勉強をしたらどうか。」などと、親から言われた。

ワタクシは、「そんな無茶なこと、言われても…。」と、正直思った。当時は、寺自体が、自分を縛りつけるような存在として、大嫌いでして。寺を継がなきゃいけないということは、頭の片隅にはあった。しかし同時に、お経なんてわけわからんし、仏教やいうても、胡散臭いなぁと思っていた。

まぁ、今思えば、単純に寺から逃げたいし、寺に対する決心がなかったんだろうなぁと感じます。

悩みに悩んだ挙句、結果的に京都の坊さん養成学校に行くことに進路変更。そして、9月中旬になって、無礼を承知でその会社に内定の辞退を申し上げた。総務の採用担当さんに実家の事情を打ち明けて、土下座をする思いでひたすら謝った。

担当さんからは「なぜ、実家のことを言わなかったのか?」と聞かれた。当時の就職超々氷河期のなかで、実家が寺だとは、とても言い出せなかった。就職活動中の面接で、「実家は寺です」などといえば、必ず採用担当者から「じゃあ、寺を継ぐんですか?」と必ず聞かれたからだ。採用する側からいえば、会社は寺を継ぐまでの腰掛ではないと思うことだろうし。だから、言い出せなかったと伝えた。

その後、内定を辞退したことが、よかったことなのか、悪かったことなのか…。しばらくの間、そのことにまた鬱々と悩んだなぁ。今となっては、「自分の進路」について、真剣に考えたいいきっかけだったと思う。

毎年、この時期になると、そのことをふと思い出す。

果てしなく広がる秋の青空には、そんな思いがあるんです。
by matuken6 | 2008-10-03 00:50 | 雑記
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近頃、うちの家族の中で秘かなブームになっているのが、「ひこにゃん」である。そのストラップを手に入れるべく、日々格闘する生活を綴ります。

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