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実録!?横浜の生臭BOZUさん(笑)

「北野武監督作品」の巻

10月13日・月曜日になっちゃいました。

ようやく北野武・監督・主演作品、『アキレスと亀』を観賞してきました。ご覧になった方も多いと思われますが、あらすじは以下の通りです。
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裕福な家庭に生まれながら、突然の両親の死によってひとりぼっちになってしまった真知寿(まちず)少年(吉岡澪皇)。それ以来、彼はずっと描いてきた“画家になる”という夢だけを人生の指針として生きることにした。やがて、そんな真知寿(柳憂怜)の前に、一人の理解者が現れる。絵に対する彼の純粋さに心惹かれた幸子(麻生久美子)。2人は結ばれ、画家の夢は夫婦の夢となる。だが、彼の作品は全く評価されることなく、2人の創作活動は次第に街や警察をも巻き込むほどにエスカレートしていき、家庭崩壊の危機にまで直面していくのだが…。売れない画家の夫と、彼を支え励ます妻を描いた、愛と幸福の物語。若き頃の夫婦を柳憂怜と麻生久美子が、その後をビートたけしと樋口可南子が演じる。(以上、『シネマカフェネット』より引用)
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主人公は「芸術家」でして。芸術という、自分の信念、その一つのことに大真面目に取り組む主人公。真面目なんだけども、なんかどっか「ズレ」ている。その「ズレ」を、共演の樋口可南子との創作活動を通して、とことん見せるところが面白い。

端から見れば、「狂っている」としか思えない二人の創作活動。樋口はかいがいしく主人公に寄り添い、つきあう。いいですね~、そんな関係。何かの本に書いてあったけど、「君歌え、我舞わん」、すなわち夫唱婦随といったところでしょうか。

しかし、真面目な創作活動を通じてできた作品は、画商にことごとく「何これ?」と言われる。二人は、創作活動を必死に一生懸命にやっているんだけどなぁ…。主人公は「あいつら、芸術、わかんないんだよ…。」とつぶやくが、そのセリフにこちらからちょっとツッコミたくなった(笑)。

まぁ、そういう感じが、「悲壮感」がありつつも、同時に「滑稽」なんだが。

「人生のどうしようもなさ」に対する、「ただこの人がいるから」という思い。これがあるから、なんとか人生を生きていけるのかなぁ…、なんてことを、二人の可笑しな創作活動を見ながら思いました。

まぁ、そういうことで。
by matuken6 | 2008-10-13 01:47 | 映画を楽しむ
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近頃、うちの家族の中で秘かなブームになっているのが、「ひこにゃん」である。そのストラップを手に入れるべく、日々格闘する生活を綴ります。

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